■今回のつぶやき
> ●仮説で設定したセグメントやターゲットと異なる顧客が購買してくれた。
> これは新商品開発の現場では、決して珍しくないことです。
>
> ●女性向けに発売したお菓子が、実は男性に売れているなど事例を
> 挙げだせば枚挙に暇がありません。
>
> ●新規事業でも商品開発でも同じですが、事業企画の際に設定する
> STPは常に動き、進化するものという前提で考えたいものですね。
※STP:セグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニング
企画立案中も実行後も,常にSTPに現状を(顧客の動きだけではなく,競合の動きも)反映させつつ戦略を練り直す必要があるだろう.
■メルマガ本文■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
勝ち組経営講座 <第329号> 2009/4/27(月)
− 新たな気づきを提供するメルマガ
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〜このメルマガでは、ユニークなビジネスモデルやマーケット
トレンドの解説を通じて読者の皆様に新たな気づきをご提供
致します。新規事業のヒントに、そして発想の訓練にお役立て
ください。皆様のご成長とご発展をお祈りしております。〜
--------------------- <目 次>-------------------
1.近況報告
2.今週のテーマ 「変わり続ける消費者を捉える」
3.今週の気づき 「新しい概念」
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■ 1.近況報告
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■ 2.今週のテーマ 「変わり続ける消費者を捉える」
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●現在のような動きが早く複雑な社会状況では、顧客の心理や行動を
捉えるのが難しくなってきました。
●従来は、コトラーという経営学の学者が「STP(セグメンテーション、
ターゲッティング、ポジショニング」という3つの理論で消費者を論じて
いました。※STPの詳細は書籍か検索で調べてみてください。
●しかし、STPを設定すれば、それで事業戦略が立てれて消費者に
商品が売れるかと言うと、そうでもない時代に既になっています。
●STPの設定は、もちろん競合も同じことを考える可能性があるため、
競争が激しくなって価格競争なども引き起こしてしまうからです。
●そもそも”ターゲットは固定化されていない”というところから物事を
捉えるようにしましょう。
●簡単に言えば、特にBtoCの場合、ひとりの人間の中に複数の消費
者行動が存在しており、時間や生活スタイルによって商品を使い分けて
います。
●更に、勝手に商品の使用方法を作り出して、広げていく特性も併せ
持ちます。つまり”ターゲットは常に動いている”ということなのです。
●仮説で設定したセグメントやターゲットと異なる顧客が購買してくれた。
これは新商品開発の現場では、決して珍しくないことです。
●女性向けに発売したお菓子が、実は男性に売れているなど事例を
挙げだせば枚挙に暇がありません。
●新規事業でも商品開発でも同じですが、事業企画の際に設定する
STPは常に動き、進化するものという前提で考えたいものですね。
●固定化されたセグメントの発想では、消費者が気がつけば逃げて
しまっているということに陥りかねません。
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■ 3.今週の気づき 「新しい概念」
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◆STPを考える際に、イーライフ社(http://www.elife.co.jp/)はセミナーで
こんなことを提唱されていました。動くセグメントはこう捉えよと。
◆1.アクティブな消費者をパートナーにつけて、一緒に商品開発していく
スタンスを持つこと。2.興味のなかった人間を取り込むこと。3.消費者が
自分用にセグメントを形成していくことを前提に考えること。
◆特に、1と2は理解が簡単でしょう。しかし、今後注視する必要があるのは、
3になります。例えばアマゾンでは検索履歴から推薦される商品を購買決定
していきます。
◆これって自分で動きながら、新しいセグメントを作っていってることに他なら
ないのですよね。新しい概念を持って、動く消費者を深く洞察する心構えを
持ちましょう!◆
◆固定化されたフレームワークで消費者を捉えていては、決して、消費者の
心を捉えることはないでしょう。
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2009年04月29日
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